[2017/09/08追記]
そろそろ浪人生が焦りだす時期なので、記事を若干編集しました。
浪人か、辛いね。
私は大学浪人の経験があります。浪人した末、結局しょぼい大学に入りました。まあそれはさておき、我が経験に基づいて選曲したとっておきの「浪人ソング」をご紹介します。
人生の応援歌のような曲を集めたので、浪人生以外の方にも一定の効果があるかもしれません。
naverまとめに転載しに来た人は直ちに帰って下さい?
目次
RIVER / 石井竜也
確かに君の言う通りだよ
今なら引き返せるけれども
つまらない意地を張り続けてる
歩き始めた以上 諦めない
もう一度この手にチャンスを…
浪人生の気持ちを代弁したような歌詞です。別に浪人生に向けて書かれた曲ではないんですが、もちろん。
サビ直前の「もう一度この手にチャンスを」というフレーズには、浪人生の痛みが凝縮されているようです。
機動戦士ガンダムSEEDのエンディングテーマなので実はアニソンなんですが、アニソンらしい雰囲気の曲ではありません。
アニソンだと伝えずにカラオケで歌えば、絶対バレません。別にバレてもいいけど。 元米米クラブの石井竜也さんが歌ってるだけあって、渋い男の魅力が溢れています。
私の世代だと石井竜也さんがどんなキャラクターなのか知りませんが、曲を聞く限り渋くて格好いい人なんだろうなと思っていました。
しかしあるバラエティ番組で喋っている様子を見たらイメージが変わりました。結構チャラめのおじさんなのね。
MOVE / B'z
You’re too young.
まだお若いのに疲れて
世界を全部見てきたように
リタイアするのも結構しんどいと つぶやいて
半端な同情買うのだけはやめよう
嫌味が効いていていいですね、特にふてくされ気味の浪人生に聞いて欲しい曲です。
1996年くらいの進研ゼミのCMに使われていた曲なので、まさに受験生に向けた曲、と解釈して良いと思います。
稲葉浩志は中学校と高校の教員免許を持っているし、学生時代に家庭教師のバイトをしているので、歌詞が先生のお説教くさいのも仕方ない。
ちなみに、稲葉さん自身は浪人せずに横浜国立大学へ入学しています。
高校時代に全国模試で数学3位だったそうです。ただの天才です。
彼は浪人こそしていませんが、横浜国大に現役合格してるあたり受験勉強の苦しさはよ〜くわかっているはずです。
その経験からこの歌詞を書いたのでしょうか。
そういえば、
宮沢賢治は裕福な家に生まれ育ったからこそ、「雨ニモマケズ」に表される質素な暮らしを理想とし、弱者の痛みを知っています。
シュバイツァー博士も家庭が裕福だったからこそ、当時差別の対象であった有色人種の地アフリカで医療活動に従事しました。
要するに、成功者こそ弱者の苦しみを理解できるということです。
進研ゼミのCMバージョン
Ato-Ichinen / KEMURI
KEMURIの楽曲です。
あと、一年! あと一年! どんだけの事ができるだろ?
サビで何回も何回も「あと、一年」というフレーズが登場します。
本来、どのようなシチュエーションを想定してこの曲が作られたのかは知りませんが、あと一年というフレーズはまさに浪人向けです。
そうです!浪人生はあと一年がむしゃらに頑張るのです!あと一年だよ、頑張ろうぜ。
ちなみに、この曲は日本語の歌詞ですが、ボーカリスト伊藤ふみおさんの英語の発音は日本人歌手の中でトップクラスと言われています。
興味があったら英語の曲も聞いてみるといいですよ。聞いていると、発音が心地良い。
英語の曲でおすすめは「PMA (Positive Mental Attitude)」ですかね。
ほら、ポジティブって単語が曲名に入っていて浪人生を励ましてくれそうじゃん?
すみません、本当は全英詞なので歌詞の意味を理解できていないだけです。でもきっとポジティブな曲だよ。
KEMURI / Ato-ichinen (Music Video)
PMA (Positive Mental Attitude)
KEMURI 「PMA (Positive Mental Attitude)」 Music Video (SKA BRAVO Version)
破れぬ夢をひきずって / B'z
夢見て 失望して 何かを悟ったつもりになってる
吠えられない 守りきれない負け犬だ
破れぬ夢をひきずって もがいて 身をよじれ
うしろに道はもうないから
やめないで でも今日明日じゃ 何も変わらない
またB'zかよ?そう思った君は2浪するぞ!(既に2浪目以上の方は、更にプラス1浪)
この曲はタイトルから既に浪人向け楽曲な雰囲気が漂っています。
そういや、なんかのアニメに「過去は引きずるんじゃなくて、背負うものだ」みたいなセリフがあったなぁ。どうでもいいけど。
閑話休題。この歌詞も浪人生とってはガツン!と来ますね。丸で鋭いナイフのような切れ味をもって心に突き刺さります。
「夢見て失望して何かを悟ったつもりになってる」の部分は、先ほど紹介したMOVEに共通する嫌味が出ています。
”馬鹿な俺が難関大学志望なんて高望みしすぎたんだ。ほら、世の中良く見てみろよ。
希望の大学に行けた人なんてほんの一握りだし、夢なんて叶うものじゃないんだ。
もっと打算的に生きてやるよ。。。 ”
こういう短絡的な自己嫌悪に陥って、負けた自分を正当化することは誰にでもあることです。
そのような状況の人々に蹴りを入れてくれるのがこの曲の魅力なのです。
(YouTubeに公式動画が無かったのでiTunesのリンクを貼りました。このリンクから曲を買っても私にマージンが入ったりしませんのでご安心を。)
Climb Ev'ry Mountain / 劇中歌
Climb every mountain,
Ford every stream,
Follow every rainbow,
Till you find your dream.
全ての山に登りなさい
全ての小川を渡り
全ての虹を追いかけなさい
夢が叶うまで
ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌です。
映画の内容は世の中に山程ある映画評論サイトを参照してください。
この映画はストーリーが単純明快でファミリー向けと思われがちですが、なかなか奥が深いんです。
映画の内容と絡めて詳しく解説したいところですが、ネタバレは趣味でないのでやめておきます。
映画の内容関係なしに、歌詞にだけ注目してもこの曲は味わえます。
浪人生の皆さん、勉強する意味が分からなくなった時はこの曲をぜひ聞いて下さい。
「すべての山に登れ」
浪人している時期は勉強にだけ焦点が当てられがちで、勉強している意味がわからなくなってしまうことがあります。(もちろん、勉強以外のことをやっている時間はないのだけれど)
受験勉強の経験は役に立つかもしれないし、立たないかもしれない。でも、とりあえずやってみないと役に立つかどうか判断できません。
そんなの面倒くさいって? やらずに判断する方法はないのかって?
無いです。
だから、全ての山に登ってみるしかないのです。
いつか夢が叶うその日まで。
Sound of Music - Climb every mountain
NHKのムズムズエイティーンというショートアニメーションにもこの曲が登場しました。
たった2分間のアニメですが、意外と哲学的。
リンク先をスクロールして「第4話」にこの曲が登場します。1話から見ても面白いかも。
赤い河 / B'z
FIND ME NOW
宇宙の果ての惑星で
悩むボクを 笑えよ
またもやB'z。
この曲はスケールがでかい。マジでデカイ。
そして同時に、自分がいかに狭い視野で物事を考えていたのか実感させられます。
いま目の前に抱えている問題は、宇宙138億年の歴史から考えればほんの些細なことです。
「宇宙の果ての惑星で悩むボク」という歌詞は、潔く客観的にちっぽけな自分を描写していて、男の美学を感じます。
以上です。気が向いたら更に曲を増やすかもしれません。
最後に僕の座右の銘を紹介してこの記事を終わりにします。
明日から本気出す。